われわれはここで億万長者に賛意を示したい。具体的にはビル・ゲイツ氏のことだ。ゲイツ氏は最近のテレビ番組で、今回の感染症の世界的大流行に際して自身の富がどのように役立つのかと質問され、こう答えた。「政府は最終的には巨額の資金を投じるだろう。しかしそれをどこに振り向けるべきか分かっていない。政府は私ほど迅速には動けない」マイクロソフト社の大物経営者から慈善家に転じたゲイツ氏は、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発について、自らが投じる初期の資金が開発を加速させると指摘。「例えば、全てのワクチンのモデルの中で最も有望な7つのモデルがあり、最終的には多くても2つしか選ばれないのだとしても、われわれは7つすべての工場に資金を提供する」と述べた。