とろけるような
南の島の空気に酔う
太平洋に浮かぶ楽園、パラオをご存知だろうか。もしかしたらダイビングの聖地というイメージがあるかもしれない。実際、パラオには世界中のダイバーが憧れるダイビングスポットが数多くある。しかし今、ダイビングだけじゃないパラオの魅力を味わいに、ぜひ訪れてみてほしい。
Photo:Grupo Pico
パラオは500以上の大小の島々からなる、赤道に近い国。人が住んでいるのはそのうち9島で、約2万の人口の7割ほどが生活の中心地であるコロール島に暮らしている。コロール島にある繁華街は、観光客も散策しやすい場所だ。
スーパーや学校、ホテルやレストランが並ぶ道を歩けば、常夏の島国らしいのんびりとした光景に出合える。日本統治時代の名残で、今も日本語を話せるお年寄りが多く、「ダイジョーブ」「ベントー」など、日本語がそのままパラオ語となった言葉もあるのだ。