韓国で新型コロナウイルスに感染して回復した患者のうち、160人以上が検査で再び陽性となり、感染症が予想以上に長引く可能性が示唆されている。患者の多くは、咳(せき)などの症状が出たことを受け、自主的に再検査を受けた。その他の人々は症状がなく、ただ勘を頼りに再検査を受けた程度だった。韓国の保健当局によると、隔離の解除までに検査で2回ほど陰性と確認する必要があるため、こうした患者はこれまでのところ、他者にウイルスを感染させてはいない。韓国政府の調査に直接関わった国内の医師らによれば、当初はウイルスが患者の体内で「再活性化」したと考えられていた。つまり、いったん収まった症状が再発するとの見方だ。調査はなお続いており、結論には至っていない。韓国政府の報告には少なくとも1カ月かかるという。