「超」入門 失敗の本質
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ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2020年5月提供開始の『「超」入門 失敗の本質』。転換期で飛躍するために、『失敗の本質』から打開策を学んでいただけます!『失敗の本質』著者・野中郁次郎氏も推薦!

序 章
日本は「最大の失敗」から本当に学んだのか?
戦時下の日本軍と現代日本の恐るべき共通点

現代日本人のための『失敗の本質』の入り口

「超」入門 失敗の本質
「超」入門 失敗の本質
鈴木博毅 著
定価1650円

「『失敗の本質』って、ビジネスにどう使えますか?」

 ある経営者の方から、私が以前受けた質問です。

 尊敬する先輩経営者から、『失敗の本質』を読むように勧められたとのこと。

 実際に読んでみて、ヒントはあると感じるが、具体的にどう自分の会社に活かしていいのかわからない、と。

 本書は名著『失敗の本質』から、私がビジネス戦略・組織論のコンサルタントとしてどのようなことを学び、仕事の現場で活かしてきたかを解説しながら、皆さんとともに学んでいく書籍です。

 御存知の通り『失敗の本質』は、日本が約70年前に経験した大東亜戦争時の、日本軍の組織論を分析した本です。ケタ違いの規模、劇的な展開、人類が経験した最も悲惨かつ残酷な戦争である第2次世界大戦において、なぜ日本が負けたのかを、国力の差ではなく、作戦や組織による「戦い方」の視点から解説しています。

 なぜ負けたのかを、物量の差や一部のリーダーによる誤判断のせいにして片づけることなく、そうした誤判断を許容した日本軍という組織の特性を明らかにすることで、戦後の日本の組織一般にも無批判に継承された、この国特有の組織のあり方を分析しています。

 第2次世界大戦の全世界での死亡者数は6000万人前後、大東亜戦争で戦死した日本人は200万人前後、一般市民を合わせると日本人で亡くなった方は300万人を超えるともいわれています。

 広島・長崎の原爆投下では、一瞬で20万人近い一般市民が死亡、後遺症等を含めると、2011年8月までに二都市で40万人以上の方が原爆の犠牲となりました。

 死者数を見ても、大東亜戦争は長い日本の歴史上最も悲惨な出来事だといえるでしょう。日本という国家、日本人という民族が経験した未曾有の悲劇が大東亜戦争だったのです。