納豆売り場
コロナウイルスに効くとの情報により、今も多くのスーパーで納豆の売り切れが続いている(写真はイメージです) Photo:PIXTA

政府の緊急事態宣言も出て、日々緊迫感を増す新型コロナウイルス。マスクや消毒液が市中に回らず、病院に行っても治療はおろか検査さえ受けられない。特効薬もないため、感染したとしても重篤化するまでは入院するのみ。大変な状況である。そして人が困れば困るほど、そこにつけ込む輩が現れる。巷にあふれる怪しい健康情報を調べてみた。(サイエンスライター 川口友万)

納豆や正露丸は
コロナに効かない

 独立行政法人国民生活センターによれば、コロナ騒ぎに乗じた詐欺が横行しているという。

「新型コロナのせいで仕事がなくなり、お金がないから振り込んでほしい」というオレオレ詐欺や、マスクの違法販売サイトへの誘い込みのほか、「補償金の対象になったからマイナンバーを教えてくれ」「市からの委託でコロナの殺菌に行く」「水道がコロナで汚染されているから洗浄しませんか?」などなど、あの手この手でだましてくる。

 そんなご時世なので、誰もあてにならない。自分の健康は自分で守るしかないと、インターネットを検索すれば、実に多くの健康情報が飛び交っている。

 しかし、多少とも医療情報をかじっている人から見れば、いくらなんでもこれはないというトンデモなコロナ対策が流布しているのが現状だ。詐欺とは違って悪意はないだろうが、信じ込んでしまうと健康被害に遭ったり、治療が遅れることもある。

 実際、どんなコロナ対策の健康情報が流布しているのか。