米ニューヨーク市ではこれまで、新型コロナウイルス封じ込めに向けた「ソーシャルディスタンス(対人距離)の確保」を順守していないとして、1万4000件の苦情が警察に寄せられた。ただ、違反者に対する出頭命令や逮捕にはあまりつながっていないようだ。  データによると、住民の苦情は3月30日以降、電話やネットを通じて寄せられた。具体的には、店舗や公園、路上、居住ビルなどに人が集まっているなどの報告があった。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がデータを分析したところ、苦情は市全体にほぼ均等に広がっており、コロナ感染への懸念が広く共有されていることを示した。