米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」が巧妙なハッカー攻撃の標的になっている可能性がある。これまで知られていなかった電子メールのソフトウエアのぜい弱性を突いた手口で、ユーザーにほぼ気付かれずに攻撃を仕掛けているという。ハッカー攻撃を特定および分析したサイバーセキュリティー会社ZecOpsのズク・アブラハム最高経営責任者(CEO)がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に明らかにした。攻撃は少なくとも2年続いているという。ZecOpsによると、洗練された攻撃手法により、ユーザーは被害を受けたことがわかりにくい上、アップルのセキュリティー対策自体がデバイスの分析を難しくしているという。