北朝鮮ウオッチャーの間では今、1つの疑問が渦巻いている――金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はどこにいるのか。金氏の不在は何の説明もないまま2週間続いており、ツイッター上では同氏が動けなくなったとか死亡したとかいった臆測が飛び交っている。26日夜の段階では、この3代目指導者の健康状態に関する情報はほとんどない。北朝鮮で最も重要な祝日の4月15日(故・金日成主席の生誕記念日である太陽節)に金正恩氏が姿を見せなかったことから、各方面で推測ゲームが始まった。その後、同氏が心臓手術を受けたと韓国メディアが報じたことで、健康不安の臆測が一段と強まった。25日には、日本の雑誌がさらに踏み込んだ報道を行った。手術の失敗によって金正恩氏が植物状態になったというのだ。