米製薬大手ファイザーとドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを健康なボランティアに投与する試験が米国で始まった。  ニューヨーク大学グロスマン医学部とメリーランド大学医学部は5日、ファイザーとビオンテックによるワクチン候補薬4種のうち1つについて、接種を開始したと述べた。  研究者らはこの臨床試験を通して、候補薬の安全性に加え、どのワクチンが最も強い免疫反応を生むかや、適切な投与量について評価する。ファイザーは最も有望な候補薬を次の段階の試験に進める計画だ。ドイツでは先月、ワクチン候補薬の臨床試験が始まっていた。