ザルマン・ゴールドスタインさん(74)は4月半ば以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を6回受けた。結果は3回が陽性、3回が陰性だった。このうち2回は同日に受けたが、異なる結果が返ってきた。  ゴールドスタインさんは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まる以前に、主治医から持病の治療を始めるよう勧められていた。だが矛盾した検査結果のせいで今も治療スケジュールを立てられずにいる。  5月12日の検査結果は陰性だった。病院側はゴールドスタインさんの腎臓疾患の医学的処置を始める前に、もう1回検査を受け、陰性の結果が出ることを求めた。