米国で黒人男性が警官の拘束下で死亡した事件を巡る抗議活動が一部で暴徒化したことで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)ですでに厳しい状況に置かれていた多くの小売店やレストランがさらなる店舗閉鎖や新たな被害に苦しんでいる。黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡したミネソタ州ミネアポリスだけでなく、カリフォルニア州やジョージア州などでも、多くの小売店やレストランが暴力行為を予想して休業したり、この1週間で破壊された店の修復を進めたりしている。小売り大手ターゲットやウォルマート、スポーツ用品大手ナイキ、そして小規模な家族経営の店など数百店舗が休業に追い込まれた。スポーツ用品大手アディダスは米国内の全店舗を一時的に閉鎖すると発表している。