警官に拘束されていた黒人男性の死亡事件を巡る抗議デモが全米各地で連日続き、一部が暴徒化する中、トランプ大統領は首都ワシントンに軍を配備すると表明し、暴動を鎮圧できなければ各州にも部隊を派遣する意向を示した。抗議デモの発端となった事件が起こったミネソタ州では、5月31日夜に大規模な破壊行為や暴力が発生しなかったため当局は危機を脱したと示唆している。同州ミネアポリスとセントポールに配備されている州兵7000人の一部は撤収に向けたプロセスを開始するだろうと当局者は述べた。ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、略奪行為がさらに発生すると予想しており、市警が積極的な取り締まりを行うと述べた。1日午後11時から外出禁止令が発令される。ロサンゼルス地域では、5月31日に略奪や暴力があったサンタモニカとビバリーヒルズの近くのビジネス地区で午後1時に外出禁止令が発令される。