食欲がない50代は危険!消化・吸収に良い食べ方、食材選びのコツただの疲れ…と放置している方は要注意です Photo:PIXTA

 最近すぐ胃もたれする、おなかがすかないと感じている方は、消化器官が衰えてきているのかもしれません。加齢に伴い消化機能が低下する中で、健康でいるためには食生活でどのようなポイントに気を付ければ良いのか。読者の方のお悩みに答えながら、50代に入ったら意識したい、消化・吸収に良い食べ物や食べ方についてお伝えしていきます。

おなかがすかない、胃もたれ、便秘…
原因は「胃腸の疲れ?」

 こんなお悩みが寄せられました

 Aさん(50歳女性)
 消化がしにくくなり、食事から時間がたってもおなかがすかないのです。それでも便秘にならないように少しはおなかに入れ、消化剤やマグネシウム錠剤を飲んでいます。

 職業は営業職というAさんの、3日間の食事内容
<1日目>
朝:具だくさんみそ汁(麦みそ)
昼:幕の内弁当とサラダ、バナジウム水
夜:なし
<2日目>
朝:具だくさんみそ汁(麦みそ、赤みそ)、果物(ぽんかん、キウイ、マンゴー)
昼:なし
夜:バルで会食(白ワイン2杯、サラダ、アヒージョ、鹿肉ワイン煮、白子フリット、カポナータ、生ハムなど…)
<3日目>
朝:果物(りんご、みかん)、麦もちご飯
昼:なし
夜:サラダ、豆腐

 具だくさんみそ汁やサラダで野菜は意識してとれていますが、おなかがすかないということもあって、欠食も多いですね。食事量が少なくなると必要な栄養素も不足してしまいます。具だくさんの汁物は栄養も丸ごととれますし、消化にも良いメニューなので、うまく組み合わせて食事からできる限り必要な栄養を補っていきたいですね。