人工知能(AI)向けに設計された新世代のコンピューターチップが、AIの新たな可能性を解放するかもしれない。半導体市場調査会社VLSIリサーチのダン・ハッチソン最高経営責任者(CEO)によると、AI向けチップの一部は人間の脳の機能を模した「ニューラルネットワーク」という新しいモデルをベースにしており、利用可能なデータの関連性やパターンを基におおよその答えを導き出す。これは画期的だとハッチソン氏は指摘する。精度の高い答えを論理的に導き出すよう設計されているという。半導体市場調査会社ティリアス・リサーチのプリンシパルアナリスト、ジム・マクレガー氏によると、新しいAIチップのほとんどは相互に接続された複数の回路で構成されており、それら回路が同時に単純な計算を実行して答えを出す。
新世代チップが開くAIの未来、接触者追跡も
通常のチップであれば何年もかかる問題を迅速に解決
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