米労働省が5日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比250万9000人増加した。失業率は13.3%に改善した。新型コロナウイルス流行の影響で約3カ月前から経済活動の一部が停止したものの、雇用には回復の兆しがみられることを示した。市場予想は就業者数が833万人減、失業率が19.5%だった。失業率は新型コロナウイルスの流行が本格化する前だった2月の3.5%から、4月には14.7%に跳ね上がり、1948年の統計開始以来で最高を記録した。労働省は発表文で「労働市場の改善は、新型コロナウイルスの流行とウイルス対策によって3月と4月に抑制された経済活動の限定的再開を反映した」と述べた。
米就業者数は251万人増、失業率13.3%に改善 5月雇用統計
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