中国のIT(情報技術)大手テンセントホールディングスが都市開発に取り組んでいる。米国ではIT大手が相次いで不動産開発に意欲をみせており、テンセントもこうした潮流に乗ろうとしている。テンセントは深圳にある2100万平方フィート(約2平方キロ)の土地で開発計画を進めている。これはマンハッタンの中心部ミッドタウン地区並みの広さで、プロジェクトを請け負う米建築デザイン会社NBBJによると、企業オフィスや学校、アパートメント、スポーツ施設、公園、商業施設などで構成される。建設は年内に開始される予定で、プロジェクトは3段階に分けられ、アパートメント、オフィス、交通拠点の完成が先行するという。「ネットシティー(Net City)」と名付けられたこのプロジェクトは、IT大手が手掛ける不動産開発の一つだ。米グーグル親会社アルファベットの傘下企業は、カナダのトロントで都市開発を計画していたが、新型コロナウイルス流行の影響で計画を断念した。米フェイスブックはカリフォルニア州で2万戸の住宅を建設する計画を立てている。
都市作りに取り組むIT大手、テンセントも深圳で開発
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