髪を切らなくても新しい自分になれる!
自宅でサロン級の満足度のセルフテクニック公開
美容室に行かなくても、髪を切らなくても、髪の印象をガラッと変える方法があると言ったら、どうしますか? 切らないほうがかわいくなると言われたらとうでしょう。
InstagramとTikTokのフォロワー数27万人超えの美容師・小西恭平は、初の単行本『あなたは髪を切らなくても変われる』のなかで、美容師でありながら「髪を切らなくても新しい自分になれる」と断言しています。
この連載では、誰でも必ずかわいくなれる、「シンプルなのに、どこかおしゃれ」な髪型を、自宅にいながら自分でつくる方法をお伝えしていきます。

前髪を7:3の流し前髪に変更。右目上にできた小さな三角形が輪郭を引き締めてくれています。毛量をを少しだけ減らしてヘアクリームをつけると、髪のボリュームがダウンして、お悩みの丸顔もタイトな印象になりました。
七三分けはおじさんだけの髪型じゃない!
前髪を流す場合、その分ける分量によっても印象が左右されます。ここでは流し前髪の分量についてお話ししていきたいと思います。
まずは「7:3分け」について。「七三分け」と聞くと、もしかしたら年配のおじさんがしている髪型のように聞こえるかもしれませんね。でも、僕はこれこそが前髪の分け方の黄金比だと思っています。顔型やパーツによって似合う前髪は変わってきますが、7:3分けの前髪は人を選ばず、誰にでも似合いやすいのです。
前ページでお話ししたとおり、顔のパーツは左右対称なことが滅多にありません。不思議なことにどちらかの目が下がった位置についていることがほとんどなので、一方に前髪のボリュームを持っていってあげると、バランスが取りやすい。その黄金比が7:3分けなのです。