先進国の議会議員らによる異例の連盟設立は、中国の影響力拡大に対し、世界的に懸念が強まっていることを物語っている。あらゆる政治党派から多様なメンバーが集まったこの連盟は、役割が拡大するにつれて、中国を押しとどめるに十分な結束力を持ち、公的議論を超えて対抗策を取れるかどうかが問われる。中国に関する列国議会連盟(IPAC)の参加者は先週の設立から増加し、11日時点で十数カ国の議員100人超に膨らんでいる。米国のマルコ・ルビオ上院議員(共和、フロリダ州)やロバート・メネンデス上院議員(民主、ニュージャージー州)を含め、共和・民主両党からはそれぞれ4人ずつ加わった。専門家はこの連盟がイデオロギーや国境をまたいで結束した様子について、輝かしくもあり、また薄弱でもあると指摘している。