【ベルリン】ドイツ西部ノルトラインヴェストファーレン州の食肉処理場で今週、従業員600人以上の新型コロナウイルス感染が確認された。特定地域で判明した感染者数としては、国内の経済活動が再開した5月上旬以降で最多となった。当局が17日明らかにした。  ドイツの新規感染者数はここ数週間、1日当たり約300人まで減少していた。  同州政府は、州内のすべての学校と幼稚園に閉鎖を命じるとともに、住民の移動を制限する措置を講じた。  集団感染が起きた工場を運営するテンニース・ホールディングは生産を停止した。同社によると、この工場の従業員約7000人は現在、大半が隔離状態にある。