中国当局は新たに新型コロナウイルスの感染が拡大している北京で対策を強化した。首都を発着する航空便を多数キャンセルし、移動を制限。事業所や学校を再び閉鎖した。保健当局は17日、北京で新たに31人の感染者を確認。これで11日に最新のクラスター(集団感染)が発生して以降の6日間の感染者数は計137人となった。その大半は北京南西にある新発地卸売市場との関連がある。北京当局は16日遅く、10日前に引き下げたばかりのコロナ警戒レベルを2番目に高いレベルに引き上げた。これに伴い市内の幼稚園、小学校、高校などが再び休校になった。屋内娯楽施設やスポーツ会場、一部のバー、レストラン、ナイトクラブは閉鎖。図書館、美術館、アートギャラリーなどは入場者を3割に制限するよう求められた。
北京、コロナ対策強化 航空便キャンセルや学校再閉鎖
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