【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領の政策決定は恒常的に、米国の利益よりも自身の再選と一族の繁栄を優先していた。ジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)は近く出版予定の回顧録の中で、こう指摘した。ボルトン氏は、トランプ氏が支配するホワイトハウスでは「司法妨害は日常」だったと指摘し、トランプ氏には「好みの独裁者に個人的に便宜を図る」傾向があると非難した。  ボルトン氏の回顧録によると、トランプ氏はホワイトハウスの当局者らに対して再三にわたってウクライナへの軍事援助を棚上げするよう指示した。