米ニューヨーク市は22日、3カ月以上に及んだロックダウン(都市封鎖)から経済活動再開の第2段階に移行した。人々は再びオフィスに出勤し、美容院なども営業を再開している。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受けて3月中旬にロックダウン措置が敷かれると、市内で働く人々は自宅待機を余儀なくされた。市当局は、第2段階への移行に伴い最大30万人が職場に戻ると予想する。レストランでは屋外での飲食が可能になり、小売店では店内で買い物ができるようになる。ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は22日の記者会見で「今日は市にとって非常に重要な日」であり、コロナ流行後の経済活性化に向けた「最も大きな前進」だと述べた。