発売から4ヵ月で5万部(電子込み)を突破した『1%の努力』では、著者のひろゆき氏の考え方を深く掘り下げ、いかにして今の立ち位置を築き上げてきたのかを明らかに語った。

「努力はしてこなかったが、僕は食いっぱぐれているわけではない。
 つまり、『1%の努力』はしてきたわけだ」
「世の中、努力信仰で蔓延している。それを企業のトップが平気で口にする。
 ムダな努力は、不幸な人を増やしかねないので、あまりよくない。
 そんな思いから、この企画がはじまった」(本書内容より)

そう語るひろゆき氏。今回は「金銭感覚の話」に迫る――

今すぐ「お金持ち」になれる

「お金持ちになりたい」と言う人が結構いますが、よく話を聞くと、お金持ちになりたいのではなく、「お金を使いたい」というだけの人がほとんどです。

お金持ちになりたいのであれば、文字通り、お金を使わずに持ち続ければいいのです

僕が大学生の頃、家賃は2万8000円、ネット回線が3000円、食費もとことんまで切り詰めていたので、生活費は約5万円でした

「お金がないんだよね」と話していた友達が、何も気にせず自動販売機でジュースを買う光景を見ましたが、僕は、自動販売機はおそらく5回ほどした利用したことがありません

それも、子どもの頃にどうしても買わないといけなかったくらいで、大人になってからは「0回」です

その金銭感覚を持ち続けていますから、お金は貯まっていく一方です。

ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

時給換算して考えているか?

「お金を使う」という行為は、その分、働いた時間を交換する行為です。

時給1000円で働いているのであれば、1000円のものを買うときは、「これは1時間分の労力に見合うのか?」と考えることです。

あるいは、「この1000円のものをタダで手に入れることができれば、1時間もラクをすることになる」と考え方を変えるのは、お金だけでなく「時間の節約」にもなります。

本書では、努力信仰の人の弊害を語りましたが、お金で解決しようとする人も、僕は懐疑的に見ています。

「終電を逃してもタクシーで帰ればいい」と考えるような人です

そのお金を稼ぐために、どれくらいの時間をかけたのか。きっと考えたこともないまま、日々、浪費しているに違いありません。

お小遣い制度の人たち

幼少の頃に「お小遣い制度」だった人は、お金が貯まりにくいという話があります。

僕は高校生になってからお小遣いをもらうようになったので、それまではお金がない状態でずっと暮らしていました。「お金をくれ」と親に言うのもイヤだった中二病的なものですね。

小中学生ならば、お金を使わなくても普通に暮らせます。そうすると、「使ったら減る」という感覚が鈍りません

もし、幼少の頃から毎月決まった金額をもらえていたとしたら、「来月またもらえるから大丈夫だ」と思って使い込んでいたかもしれません。

人は、予算を決めてしまうと、それを使い果たしてしまうようです

お金使うのが楽しい人、買い物好きの人は、その性格のせいでたくさんのコストを人生で支払うことになります。そのぶんを働いて稼がなきゃいけないですからね。

僕の場合は、つねにこう考えるようにしています。

「お金がない。じゃあどうしよう?」

この思考が、脳をフル回転させます。

お金でつながってしまった関係は、お金がきっかけで離れてしまいます。成功した起業家が落ち目になったとき、人がどんどん離れていってしまうのは有名な話です。

その原体験こそが、幼少期のお小遣い制度なのでしょう。

今一度、自分の金銭感覚を見直してみましょう。

自粛期間で消費や浪費が減った人は、チャンスかもしれませんね