米国のサービス業界は、6月に回復をみた。だが、国内の多くの場所で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が増加する中、大きな疑問はこの一時的回復がこのまま続くかどうかということだ。米供給管理協会(ISM)が6日発表した6月の非製造業景況指数は57.1と、5月の45.4から上昇し、2月以降で最高の水準となった。ISMが先週発表した6月の製造業景況指数も52.6と5月の43.1を上回った。指数が50を超えると活動の拡大を表す。ISMが発表するこの指数は、企業がどれだけ活況にあったかどうかを正確に示すものではない。複数の測定項目において、前月より改善した企業が、悪化した企業に対してどれくらい多いかという比率を示すものだ。そのため、事態がわずかに好転しただけでも、指数は大きな改善を示す可能性がある。