ドナルド・トランプ米大統領の姪(めい)のメアリー・トランプ氏は2017年、トランプ大統領に打撃を与えるため、一族の重要な財務書類を米紙ニューヨーク・タイムズに提供していた。メアリー氏が近く出版する暴露本で明らかにした。財務書類を提供したのは、トランプ大統領の政策に対する懸念が背景にあったとしている。この書類の一部は、祖父の財産を巡って数十年続いている一族の対立と関係がある。メアリー氏は暴露本「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous Man」の中で、「ドナルドをこらしめる必要があった」と述べている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が書籍の内容を確認した。この本は14日に米バイアコムCBS傘下の出版大手サイモン・アンド・シュスターから出版される。