新型コロナウイルスの拡散を抑える方法の1つは、新鮮な空気で常に換気をすることだ。しかし、ビルにはどのくらいの空気を取り込めばいいのか。オフィスは長年、涼しく乾燥していて直射日光があたらない状態に保たれ、外気が入り込まないようおおむね密閉されてきた。しかし、コロナのパンデミック(世界的大流行)は、こうした慣例に難題を突きつけている。そのような環境はウイルスの拡散や持続を助長するとのと研究結果が発表されたため、暖房や換気、空調機器のメーカーは製品や戦略の見直しに乗り出している。施設管理者やビルオーナーらは、商業ビルの再開に向けて労働者や市民の信頼を回復するには、オフィスの換気システムを通じて循環するコロナ粒子の潜在リスクを理解することが不可欠だと話す。
オフィスビルのコロナ対策、カギは新鮮な空気
空調機の改修や運用方法の見直しでコスト増加も
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