米国とイランの協議を巡る難題の一つは、イランが凍結されている自国資金へのアクセスを要求していることだ。イラン当局者は先週、これが交渉の前提条件だと表明した。しかし、それは実現しなかった。イランが国外に保有している資金の正確な額は誰にも分からない。その資金は主にイランが行った石油やエネルギー製品の輸出から得られたものだ。中には2015年の核合意以前にさかのぼるものもある。この合意により、イランは国外に保有していた収益を本国に送れるようになったが、一部を国外に残した。イランはカタールに約60億ドル(約9500億円)を保有している。これは23年9月にイランで拘束されていた米国人の解放に伴い、韓国から非公式に送られたものだ。イランがこの資金を何に使えるかについては、かなり厳しい条件が設けられていた。23年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃(イランはこれを称賛)した後、バイデン前米政権は議会に対し、イランがこの資金にアクセスできないようにするというカタールとの非公式な合意があると説明した。イランはその禁止措置の撤回を求めるだろう。
イランは国外にどれだけの資金を保有?
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