【ロンドン】米英両政府は新型コロナウイルスのワクチン開発などに関わる組織を対象に繰り返されているサイバー攻撃について、ロシア政府の支援を受けたハッカー集団の実行によるとの認識を示した。  英政府通信本部(GCHQ)に属する国立サイバーセキュリティーセンター(NCSC)は16日、複数の国の政府やシンクタンクを対象とした攻撃の出どころを突き止めるために米国とカナダの当局と連携していると述べた。  当局者らは攻撃は大学や民間企業などコロナワクチンの研究や試験に取り組む組織も対象とし、知的財産を盗む狙いがあるとしている。