――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  マイクロソフトは自社製品としてここ数年で最も注目されるソフトウエアを無償で提供している。それにはそれなりの理由がある。  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で多くのオフィス労働者が3月以降、在宅勤務を続けており、これがマイクロソフトの「チームズ」に新たな追い風となっている。チームズは、スラックやドロップボックス、ズームなどのサービスと競合する共同作業ツールをまとめたパッケージだ。  チームズの利用はロックダウン(都市封鎖)開始以来、爆発的に増えている。