トランプ米政権は27日、連邦規制当局に対し、ソーシャルメディア(SNS)企業が投稿内容をどのように扱うかを監督するよう正式に要請した。政府はSNS上のコンテンツ規制に向けた取り組みを進めている。商務省は連邦通信委員会(FCC)に対し、通信品位法(1996年施行)第230条の主要項目の解釈を見直すための規則作成を求めた。この条項は、ユーザーの行動に関するインターネット企業の法的責任を免除し、サイト上のコンテンツ監視について幅広い裁量を与えている。商務省はFCCへの要請で「残念ながら、大手のオンラインプラットフォームは選択的な検閲を行っているようで、それが私たちの国の言説を害している」と指摘。「1990年代以降に出現した新しい市場状況と技術において、インターネットの多様性とアイデアの自由な流れを促進し支配的なプラットフォームに編集決定の責任を負わせるというFCCの目標を達成するため、通信品位法第230条をどのように適用するのが最善なのかを判断すべきだ」と述べた。