新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の奇妙な傾向の1つに、トップクラスの高級ブランド株が安全な避難場所として扱われてきたことがある。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの1-6月期(上半期)の利益が大幅に減少したことは、海外旅行と心地よさに頼る業界への影響は軽くて済まないだろうことを思い出させる。27日のパリ市場の取引終了後、欧州で最もリッチな男ベルナール・アルノー氏が支配する高級ブランド、LVMHは、1-6月期の営業利益が前年同期比68%減少したと発表した。アナリスト予想の59%減より急速な減少だったが、売上高の伸びは予想と一致した。営業利益率は9%に低下した。前年同期は21%だった。
LVMH大幅減益、傷んだルイ・ヴィトン
高級ブランド株は投資家が思うほどディフェンシブではない
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