マーク・エスパー米国防長官は29日、ドナルド・トランプ大統領の決定に伴いドイツの駐留米軍を1万2000人削減する計画を発表した。  米軍欧州司令部をドイツのシュトゥットガルトからベルギーに移転し、F16戦闘機をイタリアにある米軍基地に再配置することも明らかにした。  トランプ氏は先月、在独米軍削減を指示するにあたり、ドイツは防衛費支出が十分ではなく罰する必要があるとの見解を示していた。  ただ、エスパー氏は今回、削減計画をロシアの勢力拡大阻止に向けた取り組み強化と位置付けた。