新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の影響か、アップルは大イベントである「iPhone(アイフォーン)」の発売を数週間遅らせる事態となった。だが、この暗雲の縁からは明るい光も見えている。アップルは、7月30日に行った第3四半期(4-6月期)決算発表の電話会見の中で、今年のアイフォーン旗艦モデルの発売について、例年の9月末から数週間遅れることを認めた。通常、製品の今後の予定について一言も漏らさないアップルにとっては今回の公表は大きなことだが、同時にこれまでで最も大きな秘密の漏洩でもあった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は4月、第5世代移動通信システム(5G)対応モデルを含むとみられる今年秋のアイフォーンの発売が1カ月延期されるとの見通しをすでに報じていた。
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