米民主党の大統領候補の指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領の陣営は5日、11月の大統領選本戦に向けた有料広告に2億8000万ドル(約300億円)を投じる計画を明らかにした。現職のドナルド・トランプ大統領に対抗する上で鍵を握る15州を中心に予算を投下する予定だ。バイデン陣営は9月1日からのテレビ広告に2億2000万ドル、デジタル広告に6000万ドルの予算をそれぞれ確保した。トランプ陣営の計1億4700万ドルを上回る額だ。バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対本部長は「あらゆるプラットフォーム(基盤)とチャンネルを通じて有権者に働きかける、幅広い戦略で攻勢をかける」と述べた。