スウェーデンの音楽配信サービス、スポティファイ・テクノロジーがポッドキャストに力を入れ始めて2年もたたないが、一部の大物文化人――ジョー・ローガン、ミシェル・オバマ、キム・カーダシアン・ウエストの各氏――はすでに同社と契約を結んでいる。こうした大物たちを交渉のテーブルに着かせたのは、次に来るブームにいち早く取り組むことでメディア界の出世街道を走ってきた最高コンテンツ責任者(CCO)のドーン・オストロフ氏(60)だ。時価総額約500億ドル(約5兆3300億円)のスポティファイが利益を生むためには、ポッドキャストが大きな収益源となる必要がある。音楽への依存度を減らすことはCCOであるオストロフ氏の仕事であり、同社はそのために巨額の投資をしている。