ソフトウエア開発者のケビン・ラッカー氏は先月、米ソフトウエア開発会社オープンAIが開発した最新の人工知能(AI)言語システム「GPT-3」のテストを実施した。このシステムはまだ一般公開されていないが、IT(情報技術)業界で旋風を巻き起こしている。フィードバックを得るために一部の研究者や開発者に開放したところ、そのシステムは並外れた前例のない能力を発揮し、ささいな質問に答えたり、筋の通った長い文章を作ったり、簡単なソフトウエアアプリケーションを設計したり、朝食にふさわしいブリトーのレシピを提供したりした。GPT-3はインターネットから取得した約3000億の単語を学習しており、人間からの指示や質問に対し、次に最も起こりそうなことを予測して応じる。しかし、論理的な推測は得意ではない。
AIに論理的思考の兆し、いずれ映画の脚本も
「ニューロシンボリックAI」でユーザーの質問だけでなくニーズも判断可能に
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