自宅内ではあったが慌ててマスクをつけてスクリーンショットを撮り自室に籠もった。

 ENAPIはOSレベルで接触通知の動作状況を管理しており、iPhoneであれば「設定」アプリから前述のID照合プロセスの実行履歴を確認することができる。

 一昨日の動作履歴を見ると確かに「一致したID:1件」の表示があり、接触の可能性が疑われる状態だ。

 もっとも接触の通知を知るのに2日かかってしまったのは大きな課題だ。筆者は深夜のプッシュ通知を避けるため、夜間になると自動的に「おやすみモード」になる設定をしていた。そのため深夜0:09に実施された通知は後回しにされ、大量の通知センターの履歴に埋もれてしまったのだ。接触通知は極めて重要な通知であるため、最上段に出てくるようにするとか(緊急速報のように)おやすみモードを無視してプッシュ通知をするなどの一定の配慮があるべきではないだろうか。

接触通知を受けたら
どうすればよいのか?

 本来であればCOCOAアプリが次のアクションを提示するのだが、今回はOSの通知でしか確認できない。そこで厚生労働省のサイトを確認したところ「プッシュ通知があったがアプリでは接触が確認されてないと表示された場合はメールで問い合わせよ」との案内が掲載されていた。この指示に従い、メールで厚生労働省の窓口に問い合わせをした。

厚生労働省のサイトに掲載されたFAQでは「プッシュ通知があってもアプリでは接触が確認されないと表示された場合は問い合わせる」よう記載がある。(厚生労働省 接触確認アプリ利用者向けQ&Aより) 拡大画像表示

 なお、アプリ上ではこの告知が掲載されておらず、前述の厚生労働省のサイトへのリンクもない。筆者はGoogleで検索してたどり着いたページで案内を確認することになった。本来であればアプリの見やすい場所に告知を掲載すべきであろう。

 メールで問い合わせたところ、しばらくして返信があり「陽性者との接触の可能性があったものと考えて行動してください」との連絡があった。症状など気になることがあれば電話(フリーダイヤル) してほしいと掲載されていた。具体的にどう過ごせばいいか、検査は受けられるかなどを聞こうと思ったが、この窓口は日中時間帯しか開設しておらず、メールを受け取った時点では営業時間外だった。3連休であったため保健所やかかりつけの病院も開いていない。漠然とした不安を抱えつつ他者との接触を極力控え、寝食も家族と離れて行う生活を始めることにした。