米カリフォルニア州の山火事は19日も州全土で拡大し、一部で避難指示が出されたほか、北部では住宅街に火が迫っている。州当局は歴史的な熱波の中、火事への対応も緊迫しているとした。サンフランシスコでは大気環境が悪化し、煙の刺激臭に包まれた。住民の話によると、さらに東部のストックトンやフレズノにも山火事の灰が届いた。18日夜から19日にかけては強風で急速に炎が広がる中、サンフランシスコ周辺のコミュニティーに避難指示が出された。当局によれば、9日早くに始まった雷雨が山火事の多くの原因。同州では19日までの72時間で1万1000回近い落雷が観測され、360カ所以上で火災が起きた。このうち23カ所は大規模な火災だという。