中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は24日、米政府を提訴した。同アプリの禁止を視野に入れたドナルド・トランプ大統領の動きに対抗する措置で、TikTokではユーザーのデータは保護されていると強調している。トランプ大統領は今月、TikTokの米国事業を買い取る米企業が見つからなければ同アプリを実質的に禁止する大統領令を出した。カリフォルニア州中部地区の連邦地裁で提起された訴訟で、TikTokの弁護士は「TikTokの米国ユーザーデータのプライバシーと安全性を保護するために異例の措置を取った」と述べた。さらに、TikTok側の主張を聞くことなしにアプリを禁止すれば、大統領令はデュープロセス(適正な手続き)を定めた合衆国憲法修正第5条に違反することになるとの見解を示した。