米新興企業が、飛行機の自動操縦を実現するための新たな戦略を考え出した。その第一歩として、パイロットが操縦する貨物機のフライト中に、次世代の自動制御技術のテストを始めるという。エックスウイング(本社・サンフランシスコ)は、デモンストレーション飛行の動画を先週公開。まずは定番の運航ルートで主に利用されるターボプロップ機にこの技術を搭載し、日常的条件の下での信頼性を証明することにより、弾みをつけたい考えだ。国内の短距離・貨物空輸の主力機「セスナ・グランド・キャラバン」(パイロット1人)の数機に特別装備を施し、これを使ってナビゲーションや緊急時自動操縦、自動着陸機能などについてデータを集めるという。最終的にはコックピットを無人にした商用航空機を目指すとしている。
飛行機の無人自動操縦、2年後に許可の可能性も
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