米ウィスコンシン州ケノーシャでは2日目となった24日夜も、警官による黒人男性の銃撃を受けた抗議活動が続いている。略奪や放火が発生するなど、デモが暴徒化しているほか、米国の他の都市に拡大する様相をみせている。ソーシャルメディア分析会社ストーリーフルが確認した投稿動画によると、同州の州都マディソンでは、窓ガラスが割られ、火が放たれた。ロサンゼルスやニューヨークでも、デモ行進が行われた。ウィスコンシン州ケノーシャでは23日夜、黒人男性ジェイコブ・ブレークさんが背後から警官に複数回にわたり銃で撃たれる事件が起きた。その後発生した抗議デモは、周辺地域にも広がっている。米国では5月にも、黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察から拘束中に殺害されたことをきっかけに、全米で数週間にわたり抗議デモが続いた経緯がある。