ベラルーシはアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の長期政権の下で経済的に困窮し、ロシアへの依存を強いられてきた。総じてソ連時代の過去にとらわれており、今後も長年にわたってロシアとの関係に縛られ続けることになりそうだ。26年間にわたってベラルーシ大統領の座にあり、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と緊密な関係にあるルカシェンコ氏は、経済の大半を国家が支配する体制の中、自身の強力な統制の下でトップダウン型の政治・経済システムを運営してきた。ルカシェンコ氏に対する大衆の怒りは、今や大規模な抗議行動を引き起こすほど沸騰している。しかし、経済が弱体化しているベラルーシの現状では、仮に大統領が失脚しても、ロシアの影響力が強まるだけではないかと懸念する者もいる。
苦境ベラルーシ、ロシアの呪縛逃れられず
仮に大統領が失脚してもロシアの影響力が強まるだけとの懸念も
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