新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防止策にぜひ追加すべきもの、それは適切な換気だ。手洗いやマスク、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)といった感染症対策を促してきた研究者たちは、屋内の換気を必要な対策に加えるべきだと主張する。保健科学や機械工学の専門家は、再開を目指す学校や企業に対し、室内の空気をどのくらいの頻度で入れ替えるべきかを勧告し、その目標を達成するために必要な送風ファンやフィルター、その他の設備のガイドラインを出し始めた。「当初、われわれは十分注意を向けていなかった」。新型コロナ患者の治療にあたるブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のアブラール・カラン医師はこう話す。「外出しないよう指示するばかりで、人々が公共の場に集まる時のことを考えていなかった」
感染予防に効く「換気」 エアロゾルで注目高まる
学校や企業の再開時に何をすればいいのか
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