株式相場が米大統領選の決定的な要因になることはない。特に今年の大統領選のように予測不能な年はあてにならない。だが歴史を振り返れば、投票日前の数カ月間に相場が上昇している場合、現職が明らかに有利だということが分かる。
米証券会社BTIGによれば、1928年以降のデータでみると、選挙前の3カ月間にSP500種株価指数が上昇した場合、9割近い確率で現職大統領または与党の候補が勝っている。
この歴史について調べたBTIGのアナリスト、ジュリアン・エマニュエル氏は「この上なく確実に近い傾向だといえる」と述べた。