フランク・マッケンジー米中央軍司令官(海兵隊大将)は9日、月内にイラク駐留米軍の規模を現在の約5200人から約3000人に減らす方針を明らかにした。米当局者はこれまで、削減はイラク、アフガニスタンの駐留米軍の縮小を目指すドナルド・トランプ米大統領の取り組みの一環と述べている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、米国がイラク駐留米軍の3分の1を撤収することを検討していると報じていた。今回発表された削減規模は3分の1以上に相当し、バラク・オバマ前大統領が2011年にイラク駐留兵を約1000人削減して以来、最大級の規模となる。マッケンジー氏はイラク治安部隊の大幅な改善を受けて、米軍の縮小が可能になったと説明。イラク政府や連合のパートナー国と相談の上で決定したとしている。