緊張を増す米中関係の前線に立ってきた米国のテリー・ブランスタッド駐中国大使が来月、在任3年超をもって退任する。マイク・ポンペオ国務長官は14日のツイートで、ブランスタッド氏が「成果志向、互恵的、公平な米中関係を目指したリバランスに貢献した」として感謝の意を表明した。北京の米大使館の発表文によると、ブランスタッド氏は10月初旬に北京を離れて地元アイオワ州に戻る予定だ。先週、ドナルド・トランプ大統領と電話し引退の意向を伝えた。後任の選定には数カ月かかる見通し。関係者によれば、新大使が着任するまでロバート・フォーデン首席公使が北京大使館を監督する。中国外務省報道官は、ブランスタッド氏の辞任について通知を受けていないと述べた。