米オラクルと中国の人気動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の提携案に対し、ドナルド・トランプ米大統領が顧問らに難色を示している。複数の関係者が明らかにした。オラクルがTikTokの米国での技術提携先になるという取引は、まだ確定したわけではなさそうだ。マーク・メドウズ大統領首席補佐官は17日、TikTok米国事業の過半数株式を親会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)が維持し得るような取引は大統領の基準を満たさない可能性があると指摘し、トランプ氏が内々に示した懸念に同調した。メドウズ氏はホワイトハウスで「大きな懸念は(TikTokを)リパッケージしても主に中国政府が運営する企業のままにしておくだけならば、大統領が打ち出した当初の目的に沿わない」と記者団に語った。その上で、政権は契約内容を詳しく審査中だと述べた。
トランプ氏、中国のTikTok米事業の過半数維持に難色
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