人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が新たに設立する見通しとなった米国の新会社の所有構造を巡って、TikTokと米国のパートナー企業との間で早くも溝が露呈した。ドナルド・トランプ米大統領は週末、提携案を原則承認したが、合意が維持されるか疑問が生じている。関係者の間では、米企業向けソフトウエア大手オラクルと小売り大手ウォルマートが合わせて新会社「TikTokグローバル」株式の20%を取得することでは意見が一致している。だが、交渉の当事者は残る持ち分の所有構造については意見が対立。TikTokの親会社、中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)の広報担当者は20日、新会社が新規株式公開(IPO)を実施する前の段階で80%をバイトダンスが直接所有すると述べた。
TikTok新会社、合意なお不透明 所有構造巡り早くも溝
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