1921万円で日本商業開発が2位
不動産、医薬品、証券が目立つ

 1位となったのはM&Aキャピタルパートナーズで3109.3万円だった。今回3000万円を超えたのは、同社だけだった。業種は「サービス」で、中堅・中小企業をメインターゲットに、事業承継や譲渡を含むM&A(合併・買収)の仲介サービスを手掛けている企業だ。しかも、平均年齢は31.2歳とトップ10の中でも一番若い。

 ちなみに前期(18年9月期)の年収をチェックすると、2478.1万円だった。今回の水準は、実に前期比で25.5%増となる。IR担当者に確認したところ、「売上高の増進に伴い、インセンティブ賞与が増加した結果」だと説明した。従業員の給与制度等に目立った変更はなく、この年だけの特殊要因があったわけではない。

 2位は日本商業開発で1921.1万円だった。土地を取得するとともにスーパーなどのテナントを誘致し、土地を長期に賃貸するといった、不動産投資事業を手掛ける企業である。

 3位はソレイジア・ファーマで、1560.0万円。がん領域を専門とした医薬品メーカーだ。

 4位はスクウェア・エニックス・ホールディングス(HD)で1487.6万円。『ドラゴンクエストシリーズ』『ファイナルファンタジーシリーズ』をはじめとした世界的人気ゲームを有する同社だが、HD単体の従業員数は20人と、かなりの少数で構成されている。

 5位はマーキュリアインベストメントで、1373万円。東証1部上場の投資会社で、2005年の設立当初から筆頭株主は日本政策投資銀行である。

 ベスト10は、不動産、医薬品、証券をはじめとして様々な顔ぶれが並んだ。ちなみに8位にはRKB毎日ホールディングス(TBS系列)が1325.1万円でランクイン。従業員数100人以上の企業を対象とした「年収が高い会社ランキング2020」でも多数ランクインしていた「テレビ局」が、ここでも顔を見せている。やはり、テレビ局員は高給取りだった。

 なお、今回のランキングの完全版では、年収が高い上場企業500社を掲載している。11位~500位の企業について、業種別の傾向も分析しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)

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