中国の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社が同社アプリのダウンロード禁止措置の差し止めを求めていた問題で、コロンビア特別区の連邦地裁は24日、トランプ政権が25日午後までにダウンロード禁止措置の延期を発表しなければ、27日にTikTok側の訴えを認めるか判断するための審理を開くと述べた。禁止措置は27日午後11時59分に始まる予定。米中当局は、TikTokの米国事業存続に向けた親会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)の提案を検討している。同地裁のカール・ニコルズ判事は、27日にTikTokのダウンロードが禁止されても不利益を被る人はいないという政府側の主張に同意せず、実際に禁止されれば、多くの新規ユーザーがTikTokに登録できなくなる可能性があると指摘した。